「短尺動画で稼げるって本当?でも条件がややこしくてよく分からない」――そんな疑問を抱えたままスクロールする日々を終わりにしませんか。
TikTok・YouTube Shorts・Instagram Reelsは、広告分配・案件・商品の三方向で収入を生み出せる場へ進化しました。
そこで本記事は、最新プログラムの要件から視聴率を伸ばす構成、ブランド案件を勝ち取るメディアキットの作り方までをまとめました。
このページでわかること
- TikTok・YouTube・Instagram最新収益化条件と単価相場
- 再生数とフォロワーを伸ばす動画設計テンプレート
- 広告・案件・商品の3本柱で収益を分散する方法
- 著作権・税務リスクを抑える基本ルール
- 伸びた動画を再利用して利益を拡大するデータ分析術
ショート動画は収益化できるのか

平日・休日を合わせて、ふだんショート動画をどのくらい見ているか平均時間を聞いたところ、ショート動画を【ほぼ毎日見ている※】人の割合は、10代で7割超、20代で約6割(中略)という結果に。
出典:LINE
上記のように、ショート動画の需要はかなり高く、年々多くの人に見られています。ある会社のマーケ担当者によると、「ショート動画による購買効果は通常の動画の数倍ある」ともいわれているほどです。
Youtube、TikTok、Instagramリールといったそれぞれのアプリ単位で収益化可能なため、通常の投稿だけではなく、ショート動画にも力を入れていくと良いかもしれません!
ショート動画で収益化できるSNS
ikTok・YouTube・Instagramは似て非なる仕組みで報酬を配分しています。
TikTok Creator Rewards
TikTokは2025年4月の改定で「長尺化」と「視聴品質」を重視する報酬モデルへ移行しました。参加基準と報酬の概要は次のとおりです。
- 参加資格
- 18歳以上/対象7か国(米・英・独・仏・ブラジル・日本・韓国)
- 最低条件
- フォロワー1万人+直近30日10万回以上の有効視聴
- 対象動画
- 1分以上・オリジナル・コミュニティガイドライン準拠
- 報酬指標
- 視聴5秒超の「Qualified View」×視聴維持率×エンゲージメントでRPM算定
- 実勢RPM
- 1,000有効視聴あたり約0.40〜1.00 USD(地域で変動)
申請は「プロフィール → Creator Tools → Creator Rewards Program」から可能で、審査には1〜3営業日かかります。報酬対象は申請後に投稿した動画のみとなるため、基準達成前に撮影済みのネタは公開タイミングを調整するほうが得策です。

YouTube Shorts
YouTubeは2025年から長編と同様の広告分配方式をショートにも導入し、透明性が大幅に上がりました。主な項目を表にまとめると下記のとおりです。
区分 | 最新要件 | 補足 |
---|---|---|
参加条件 | ①登録者1,000人+直近90日1,000万Shorts視聴 ②登録者1,000人+過去12か月4,000時間視聴 | いずれか片方を満たす |
報酬原資 | Shortsフィード間CMの総収益プール | 音楽使用時は権利者取り分を差し引き |
分配率 | 広告収益からYouTube取り分を控除後、残額を視聴割合で按分 | 無音/自作BGMほど取り分が高い |
注意点 | 再投稿・透かし付き動画は不承認 | ポリシー違反で即収益停止 |
審査は YouTube Partner Program に準拠し、AdSense 口座連携と二段階認証が必須です。音源ライセンスの有無で取り分が変わるため、オリジナル BGM やライブラリ活用が利益率を左右します。
Instagram Reels
Reels Play Bonus は2023年3月に新規受付を停止しましたが、2025年は招待制の限定ボーナスと広告収益分配が並走しています。現状の道筋を箇条書きで整理します。
- 招待制ボーナス
- Breakthrough Bonus(最大5,000 USD/3か月)など、DMまたはポップアップ招待のみ
- 広告収益シェア
- 対象リールの広告収益55%をクリエイター受取(毎月精算)
- 基本要件
- プロアカウント/パートナーポリシー遵守/1万人未満フォロワー優遇
- 申請手順
- 「プロフェッショナルダッシュボード → 収益化 → ボーナス」から招待状況を確認
インセンティブは流動的ですが、55%の広告シェアは長期的な収益安定に直結します。まずは広告対象リールの審査通過を目標にし、招待制ボーナスは「取れたらラッキー」程度に考えると精神的負担が軽減します。

ショート動画で稼ぐ4つの方法
ショート動画で収益を獲得するための方法を4つご紹介します!
広告で稼ぐ
動画配信サービスで一番よくある稼ぎ方は、広告収入です。広告収入とは、クリエイターが出した動画に広告を流すことで、報酬がもらえる仕組みとなっています。
しかし、動画を投稿してみんなが広告収入を得られるわけではありません。それぞれのプラットフォームが決めた条件をクリアした上で、動画を見てもらう必要があります。
例えば、YouTubeでお金を稼ぐには、チャンネル登録者数が1,000人以上で、視聴時間が4,000時間以上、またはショート動画の視聴回数が直近90日間で1,000万回以上必要になります。
ユーザーからの投げ銭で稼ぐ
ショート動画でお金を稼ぐ方法の1つに、ユーザーからの投げ銭もあります。
ユーザーからの投げ銭は、ライブ配信の時にユーザーが投稿者にお金を送ることを指します。TikTokだと「ギフト」という名の投げ銭をもらうことが可能です。
投げ銭は、広告収入みたいに再生回数に応じてお金がもらえるわけではありません。再生回数が少なくても、固定ファンがたくさんいれば、投げ銭でもらえるお金は大きくなりやすいです。
逆に、再生回数が多くても、固定ファンがほとんどいなければ、投げ銭でお金を稼ぐのは難しくなるでしょう。
企業案件を受けて稼ぐ
ショート動画でお金を稼ぐには、企業案件を受けるのもおすすめです。企業案件とは、企業から頼まれた商品をPRする代わりに報酬をもらう方法のことを指します。
企業案件の依頼費用は、フォロワーや登録者数に応じて報酬がもらえる場合と、投稿した動画の再生回数に対してもらえる場合がありません。しかし、企業案件をやりすぎると、ユーザーが求めてるものに応えられなくなって、フォロワーが減っちゃう可能性があるから気をつけましょう。

自社サービスを宣伝して稼ぐ
ショート動画を使ってユーザーに自社サービスを使ってもらうことで、お金を稼ぐことができます。
自社サービスの宣伝では、再生回数に左右されたり、企業からの内容に縛られることはありません。もちろん、再生回数が多い方が、たくさんの視聴者に知ってもらえるので、自社サービスを買ってくれる人は多くなります。
それに、広告費をかけずに宣伝できるから、ウェブ広告や新聞などに出す広告費をぐっと減らすことができます。自社サービスの宣伝でお金を稼ぐ方法は「P2C」って呼ばれていて、顧客が一般の人の場合によく使われます。
まとめ|ショート動画で継続して稼ぐ
本ガイドでは、TikTok・YouTube Shorts・Instagram Reelsそれぞれの収益化条件を整理し、再生数を伸ばす動画設計、広告分配にとどまらない案件交渉や自社商品の販売、そして法務・税務まで幅広く解説しました。広告収益は視聴品質の向上で単価が大きく変わり、ブランド案件は実績データを示すメディアキットの質が報酬を左右します。
さらに、ライブ配信やギフト機能を組み合わせればファンとの距離が縮まり、安定した収益源へと発展させやすくなります。
実際に取り組むときは、まず30日で30本投稿して視聴率40%を目安に改善サイクルを回しながら、同時にアフィリエイトや案件提案で収益源を分散させるとリスクが減ります。投稿データは週次で整理し、RPMや伸びた構成を比較して翌週のネタへ反映しましょう。
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