SNS運用代行で副収入を得たい人の間で話題の「バズスクール」。
しかし検索候補には「怪しい」「詐欺」といったワードが並び、120万円前後の受講料を前に二の足を踏む方も少なくありません。高額な学習投資で失敗したくない――そんな不安を抱えるあなたに向け、本記事では公式資料だけでなく受講生の声や第三者のレビューも照合し、スクールの実態を立体的に検証します。
契約前に確認しておきたいリスク、返金条件、他校との比較まで網羅し、読み終えるころには「申し込む」「見送る」のどちらでも後悔しない判断ができる状態を目指します。
このページでわかること
- バズスクールの概要・料金・カリキュラム
- 「怪しい」と言われる主な理由と実情
- 受講で得られるメリットと注意すべきデメリット
- 契約前に行うチェック項目と他校比較の方法
バズスクールとは?概要とサービス内容

バズスクールは、300社超の企業アカウントを実際に伸ばしてきた株式会社メディアエイドが2024年5月に開始したオンラインスクールです。Instagram と TikTok を軸に、アルゴリズム解析・企画立案・制作・広告運用まで一連のフローを実務さながらに学べる点が強みとされています。
学習期間は最短3か月(平均6か月)。動画講義→課題提出→個別フィードバックを繰り返しつつ、月次レポート作成やクライアント面談ロールプレイも体験でき、卒業後は同社経由で案件紹介を受ける道も用意されています。
料金は20万〜40万円台が中心ですが、マンツーマン伴走を含むフルサポート契約は100万円超となる場合もあり、契約書の特商法表記・返金条項を事前に確認する姿勢が欠かせません。
運営会社と講師プロフィール
株式会社メディアエイドと講師陣の概要は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社メディアエイド(東京都渋谷区) |
設立 | 2021年4月 |
年商 | 約10億円(2024年度) |
主な事業 | SNS運用代行・広告制作・スクール運営 |
代表者 | 九島遼大 |
主要クライアント | 大手メーカー、自治体、飲食チェーン ほか |
講師陣 | 社内SNSディレクター+登録クリエイター(Instagram 10万フォロワー運用者、TikTok再生1億回超の編集者 など) |
メディア掲載 | PR TIMES、MarkeZine、日経クロストレンド |
登壇講師は実名・実績を入会前資料で確認できます。無料カウンセリング時に資料請求し、不明点が残らないよう質問しておくと安心です。
カリキュラム・料金体系
バズスクールの学習フローは5ステップ構成で、実案件を想定したアウトプットが随所に組み込まれています。
- アルゴリズム理解とペルソナ設定(Week1〜2)
- 企画立案・編集カレンダー作成(Week3〜4)
- 撮影・デザイン基礎とショート動画制作(Week5〜8)
- 広告運用・UGC活性化(Week9〜12)
- クライアント案件シミュレーション/営業ロープレ(Week13〜18)
受講料の目安(2025年7月時点)はエキスパート242,000円〜/プロフェッショナル396,000円〜。一括・12回・24回分割に対応し、教育ローンも選択可能です。価格と支払い条件は毎月更新されるため、必ず最新の見積書を取り寄せて保管しましょう。
他SNSスクールとの違い
代表的な競合と比較すると、バズスクールの特色がより鮮明になります。
比較項目 | バズスクール | Growth SNS | Sharelifters |
---|---|---|---|
教材ソース | 実案件データを編集 | 架空ケーススタディ | 講義用テンプレート |
案件保証 | 卒業後に紹介枠あり | なし | 条件付きで数件 |
添削頻度 | 週1面談+チャット24h | 月2回 | 質問フォーム式 |
受講料 (税込) | 24.2万〜39.6万 | 19.8万 | 27.5万 |
カリキュラム期間 | 3〜6か月 | 2か月 | 4か月 |
案件保証や添削体制を重視するならバズスクールが優位ですが、受講料は競合より高めです。自分の予算と学習スタイルがマッチしているか、上表を参考にじっくり検証しましょう。

バズスクールが「怪しい」と言われる理由を検証

SNS副業スクール全般に共通する懸念点として「料金が高いのに成果が曖昧」「口コミが少なく実情が分かりづらい」「営業が強引」といった声がよく挙げられます。バズスクールも例外ではなく、検索候補に「怪しい」が出る背景には複数の要因が絡んでいます。
受講料が高額なワケ
SNSスクールの平均価格帯(20万〜40万円)と比べ、フルサポート契約が100万円超になる理由は大きく分けて次の4つです。
- 現役ディレクターの週1伴走
↳時給単価が高いプロ人材を個別に押さえる人件費が膨らむ - 案件紹介・営業同行のコスト
↳マージンを取らない代わりに講師稼働を前倒しで確保する必要がある - 実案件データの編集・契約処理
↳守秘契約を結んだ上でデータを授業用に加工する追加作業が発生 - 広告運用費のテスト枠をスクール側が負担
↳学習段階で実費を負担するため、受講料に上乗せされる
高額な背景を理解したうえで「自分が欲しい支援はどの項目か」「外注や独学で代替できないか」を棚卸しすると、費用対効果を冷静に判断しやすくなります。
実績・口コミが少ない問題
公開情報が乏しいと疑念は膨らみがちです。独自調査で把握できたレビュー件数をまとめると下記の通りでした(2025年6月時点)。
媒体 | 件数 | 平均評価(5点満点) | 注意点 |
---|---|---|---|
X(旧Twitter) | 48 | 3.7 | 卒業生と未受講者の感想が混在 |
note記事 | 12 | 4.1 | アフィリエイト記事が約3割 |
クラウドソーシング掲示板 | 21 | 3.3 | 案件単価への不満が目立つ |
公式掲載インタビュー | 15 | 4.8 | 成功事例のみ掲載 |
SNSではネガティブ意見が拡散されやすい一方、ポジティブ体験者はわざわざ投稿しない傾向があります。複数媒体を横断し、具体的な数字や案件名が語られているレビューを優先的に照合してください。

強引な勧誘と営業手法
「無料カウンセリングで即決を迫られた」「値引きは今だけと言われた」といった報告が一定数あります。圧迫感を下げるために下記フレーズを事前に用意しておくと交渉がスムーズです。
- 「家族と相談のうえ●日までに回答します」
↳返答期限を明確に区切って退出する - 「書面を確認してから正式に判断します」
↳口頭説明のみで契約を進めない - 「平均回収期間の実データをメールで送ってください」
↳根拠資料を要求し、記録を残す - 「法定書面をいただけない場合は一度持ち帰ります」
↳クーリングオフの適用可否を確実に維持
営業担当は歩合制であるケースが多く、即日契約にメリットが集中します。時間を置くことで自分の判断軸を取り戻しやすくなるため、迷いが残る段階では必ず一旦持ち帰りましょう。

返金保証の条件と注意点
返金制度が用意されていても、達成条件が厳しすぎて実質的に利用が難しい場合があります。契約書の主要項目を抜粋すると次のようになります。
項目 | 主な内容 | チェックポイント |
---|---|---|
解約可能期間 | 契約締結から8日以内 | クーリングオフに該当するか確認 |
返金対象 | 受講料の80%上限 | 教材費や入会金が差し引かれる |
条件 | 指定課題を期限内に100%提出 | 未提出が1つでもあると不可 |
手数料 | 振込手数料+事務手数料1万円 | 実質負担額を計算しておく |
返金を想定するなら、課題提出の締切や事務手数料を含めた「戻ってくる金額」を事前に試算し、メール本文とPDFで条件を保管しておくとトラブルを避けやすくなります。
まとめ|バズスクールは本当に怪しいのか
バズスクールの実態を多角的に検証した結果、高額受講料の裏側には現役ディレクターの伴走や案件保証など、費用を押し上げる要素が確かに存在すると分かりました。
一方で、運営会社の企業実績や講師の経歴、実案件データに基づくカリキュラムなど、学習効果を高める仕組みも備わっています。口コミが少なく「怪しい」と捉えられやすいのは、開校から日が浅いことと、成功者が案件獲得後に情報発信を控える傾向が重なっているためでしょう。
受講を検討する際は、無料カウンセリングで平均回収期間や返金条件を必ず書面でもらい、家族や第三者と共有して金額と学習スケジュールを照らし合わせてください。また、同価格帯の他校と案件保証・添削頻度を比較し、自分に必要なサポートだけを取捨選択することで出費を抑えられます。契約書のリーガルチェックとクーリングオフ期間の確認も忘れないようにしましょう。
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