SNSやYouTubeで活動していると、「どうすれば企業案件をもらえるのか?」という疑問を持つ人は多いはずです。案件は収益化の大きな柱となるだけでなく、活動の幅やブランド力を高めるきっかけにもなります。
しかし、フォロワー数が少ないと無理だと思い込んでいる人や、企業への営業方法が分からない人も少なくありません。
この記事では、企業案件を獲得するための準備から探し方、契約・納品・実績化までの流れを初心者にも分かりやすく解説します。
このページでわかること
- 企業案件の種類と事例
- 案件獲得に向けた準備とプロフィール作成のコツ
- 案件を探す具体的な方法
- 契約から納品、成果報告までの流れ
- 継続的に案件をもらうための戦略
そもそも「企業案件」とは
企業が自社の認知拡大や販売促進を目的に、クリエイターへ制作や発信を依頼する取り組みを指します。依頼内容は単発の投稿から複数回にわたる長期コラボまで幅広く、媒体もYouTube・Instagram・X・TikTok・ブログなど多岐にわたります。
関わる相手は企業の担当者、広告代理店、インフルエンサーマーケ支援会社など。やり取りは一般的に「依頼→企画すり合わせ→台本・見本提出→撮影・編集→確認→公開→レポート提出」の流れで進みます。報酬は買い切り、固定+出来高、成果報酬型など複数の方式があり、発信面の信用を守るために広告表記やレビュー方針の透明性が欠かせません。
企業案件の種類と事例
案件のパターンを知っておくと、自分の強みと合う案件を選びやすくなります。代表的な案件タイプを表にまとめました。
案件タイプ | 概要 | 事例 |
---|---|---|
PR動画(単発) | 商品・サービスを1本の動画で紹介 | 新発売ガジェットの実機レビュー |
タイアップ(複数回) | シリーズ企画として継続紹介 | ダイエットアプリを1か月検証 |
レビュー案件 | 使用感や比較検証を中心に構成 | スマホ3機種のカメラ比較 |
アンバサダー | 一定期間ブランドの魅力発信を担当 | コスメブランドの季節キャンペーン |
ライブ配信案件 | 生配信で体験やQ&Aを実施 | 新機能アップデートのライブデモ |
イベント・撮影協力 | 現地での取材や登壇を行う | 店舗リニューアルのレポート |
成果報酬型 | 購入や申込に応じて報酬 | オンライン講座の受講申込 |
ギフティング | 金銭報酬なしでサンプル提供 | 食品の試食と感想投稿 |
補足:レビューは誇張を避け、良い点・気になる点をバランスよく扱うと視聴者からの信頼を得やすくなります。
企業案件がもたらすメリットと注意点
企業案件には収益面だけでなく、活動の幅やブランド力を広げる効果がありますが、信頼性を保つためには注意も必要です。
- 収益源の拡大:広告収入以外の安定した収益を確保できる
- 制作費の確保:撮影・編集の質を上げるための投資が可能になる
- 知名度の拡張:企業の広告やSNS経由で新規視聴者に届きやすくなる
- 実績化:ポートフォリオに掲載し、次の案件獲得につなげられる
- 広告表記の義務:#PRなどを明記し、ステマと誤解されないようにする
- 契約条件の確認:納期・著作権・二次利用範囲・修正回数・支払い条件を明確化
- 権利と規制への配慮:BGMや画像素材の権利確認、医療・効果効能表現の制限
- リスク管理:炎上や情報差異発生時の対応手順を事前に決めておく
実務のコツ:事前に「企画書(目的/KPI/想定視聴者/コンテンツ案/スケジュール/見積)」を1枚にまとめて共有すると、確認がスムーズになり齟齬が減ります。
企業案件獲得のためのポートフォリオ作成

企業案件を獲得するためには、実績やスキルを客観的に示すポートフォリオが欠かせません。
ただ情報を並べるのではなく、企業側が「この人に頼みたい」と思えるような見せ方を意識することが重要です。
効果的なポートフォリオの要素
ポートフォリオには、単に作品を並べるだけでなく、見た人に信頼と魅力を伝える工夫が必要です。以下は、押さえておきたい主要な構成要素です。
- 自己紹介:職歴、スキル、活動方針を簡潔に
- 代表作品:業種別・ジャンル別に分類すると見やすい
- 制作背景:プロジェクトの目的や課題、工夫した点など
- 実績データ:再生回数や売上アップ率などの成果指標
- クライアントの声:実績に対する評価があると説得力が増す
自分の強みや実績を伝える際には、「なぜそれが企業にとって価値があるのか」という視点を忘れずに盛り込むと好印象につながります。
オンラインでの公開とプロモーション
せっかく作ったポートフォリオも、企業の目に留まらなければ意味がありません。オンラインで効果的に見てもらうためのポイントを紹介します。
方法 | ポイント |
---|---|
ポートフォリオサイトの利用 | notionやWordPressなど、自由度の高いツールを活用 |
SNSとの連携 | XやInstagramで作品の一部を発信してアクセスを誘導 |
プロフィールへの設置 | フリーランス系プラットフォームや名刺にURLを記載 |
また、ポートフォリオのURLは短く・覚えやすく設定し、見せたいページに直結するようにしておくとスムーズです。
定期的に内容を更新することで、最新の実力をアピールすることも忘れずにしましょう。

企業案件の探し方3選

案件は待っているだけではなく、自分から探して動くことで獲得のチャンスが広がります。手段は大きく分けて、マッチングサイト、代理店経由、直接営業の3つがあります。
それぞれ特徴や向いているケースが異なるため、複数を併用するのが効果的です。
案件マッチングサイトを活用する
案件マッチングサイトは、企業とクリエイターをつなぐプラットフォームです。登録してプロフィールや実績を掲載することで、条件に合う案件の紹介やスカウトを受けられます。
サービス名 | 特徴 | 案件例 |
---|---|---|
Collab Japan | 国内最大級の案件数、ジャンルが幅広い | 商品レビュー、イベントレポート |
SPIRIT | 成果報酬型案件が多い | アプリインストール促進 |
BitStar | 中〜大規模案件が豊富 | タイアップ動画、キャンペーン参加 |
Cast Me! | 初心者でも応募しやすい小規模案件が多い | サンプルレビュー、SNS投稿 |
ポイント:登録後はこまめに案件一覧をチェックし、応募条件や納期を確認してから申し込みましょう。
代理店経由で案件を受ける方法
代理店は企業とクリエイターの間に入り、案件の紹介や交渉、スケジュール調整を行ってくれます。条件に合う案件を提案してもらえるため、自分で営業する時間がない人や交渉に不慣れな人に向いています。
- 案件紹介:企業との条件すり合わせや報酬交渉を代行
- 契約サポート:契約書の確認や納期管理をサポート
- 報酬の安定化:定期的に案件を受けやすい
注意点:報酬から手数料が差し引かれる場合があるため、契約前に料率を必ず確認しましょう。
企業へ直接営業する方法
自分から企業にアプローチして案件を獲得する方法です。発信ジャンルや視聴者層が企業のターゲットに合致している場合は、ダイレクトに提案すると成立率が高まります。
- 企業選定:自分のジャンルに近い商品・サービスを扱う企業をリスト化
- 提案書作成:自己紹介、実績、企画案、見積を1〜2ページにまとめる
- 連絡方法:企業サイトのお問い合わせフォームや担当者のメールアドレスへ送付
- 返信後の対応:条件調整や追加資料の提示をスピーディに行う
コツ:提案文は企業目線で「このクリエイターに依頼するメリット」を簡潔に示すと効果的です。
まとめ|企業案件は準備と継続で誰でも獲得できる
企業案件は、フォロワー数が多い人だけの特権ではありません。発信ジャンルや視聴者層が明確で、企業の目的に合致するコンテンツを作れる人なら、規模に関わらずチャンスがあります。
この記事で紹介したように、事前準備(プロフィール整備・実績作り)、案件の探し方(マッチングサイト・代理店・直接営業)、契約や納品の流れ、継続依頼につなげる工夫を押さえることで、安定的に案件を獲得できるようになるでしょう。
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