TikTokを開くと、縦型の動画が次々に流れてきて、画面のあちこちにいくつものボタンやアイコンが表示されています。初めて使う人や、なんとなく眺めているだけの人にとっては、「このボタンは何のため?」「押すとどうなるの?」と戸惑うことも多いでしょう。
また、「もっと自分の好みに合った動画が見たい」と思っていても、具体的にどうすればよいのか分からないという声もよく聞きます。操作が直感的である一方、知っていると便利な隠れ機能や、自分の行動が動画の表示にどう影響するかなど、裏側の仕組みまではあまり知られていません。
この記事では、TikTokの視聴画面に表示される各種ボタンや操作の意味を、一つひとつ丁寧に解説します。さらに、スワイプや長押しで使える機能や、AIによるおすすめ動画の仕組みにも触れていきます。
このページでわかること
- TikTok視聴画面に表示されるボタンやアイコンの役割
- スワイプや長押しなどの隠れた操作方法
- おすすめ動画が表示される仕組みとレコメンドの基本
- 自分好みの動画を効率よく見る方法
TikTokの基本操作と画面構成の全体像
TikTokの視聴画面は、縦型のスマホ画面を活かし、動画に集中しやすいシンプルなレイアウトが特徴です。その一方で、画面内には多くの機能が集約されており、各アイコンや操作にはそれぞれの役割があります。
画面上部にはアカウント名や音源情報、右側には縦に並んだ操作ボタン、左下には投稿者のプロフィール写真があり、下部中央にはキャプションとハッシュタグが表示されます。
視聴画面に並ぶボタンの役割


TikTokの視聴画面で最も目立つのが、右側に縦一列に並ぶ操作ボタンです。それぞれのボタンの役割を、以下の表で整理します。
ボタン | アイコン | 主な機能 |
---|---|---|
いいね | ハート | 動画に好意を示し、マイページからも確認可能 |
コメント | 吹き出し | コメントを閲覧・投稿できる |
シェア | 矢印 | 他のSNSやメッセージに動画を共有できる |
音源 | レコード | 使用されている音楽の詳細や関連動画を確認 |
プロフィール | 丸い顔写真 | 投稿者のページへ移動できる |
このように、それぞれのボタンはシンプルながらも重要な機能を担っており、視聴体験に大きく影響します。

スワイプ・タップ・長押しで何ができる?
TikTokではタッチ操作に応じて異なる機能が展開されるのが特徴です。以下に、主なジェスチャー操作とその効果を表でまとめます。
操作 | 効果 |
---|---|
上スワイプ | 次の動画に切り替える |
下スワイプ | 前の動画に戻る |
左スワイプ | コメント欄やプロフィール画面を開く |
長押し | 保存・非表示・報告などの追加オプションを表示 |
タップ | 再生/一時停止の切り替え |
このような操作は、TikTokの視聴テンポを保ちながら情報へのアクセスを効率化するために設計されています。動きが自然である反面、誤って操作してしまうこともあるため、落ち着いて慣れていくことが大切です。
コメント欄とプロフィール画面への移動方法
TikTokでは、気になった動画のコメントを確認したり、投稿者のプロフィールをチェックすることで、視聴体験を深めることができます。
コメント欄にアクセスするには、画面右側にある吹き出しアイコンをタップするか、動画を左方向にスワイプします。表示されたコメント欄では、他ユーザーの感想を読むだけでなく、自分のコメントも投稿できます。
一方、プロフィール画面に移動する方法は、投稿者のアイコン(画面右下の丸い写真)をタップするだけです。その人の過去の投稿やフォロー状況、自己紹介を見ることができます。
TikTokの各ボタン・アイコンの意味と使い方

TikTokの視聴画面には、さまざまなアイコンやボタンが配置されており、動画の楽しみ方や情報の広がり方を大きく左右します。どのボタンが何のためにあるのかを理解することで、より快適で自分らしい使い方ができるようになります。
いいね・コメント・シェア・保存の機能解説
TikTokの視聴画面右側に表示される「いいね」「コメント」「シェア」ボタンは、最もよく使われる基本機能です。それぞれの操作の目的と特徴を整理すると以下の通りです。
ボタン | 操作内容 | 特徴 |
---|---|---|
いいね | ハートをタップ | 好感を示すと同時にレコメンドにも影響 |
コメント | 吹き出しをタップ | 他ユーザーとの交流が可能 |
シェア | 矢印をタップ | SNS共有やリンクコピー、端末保存など |
保存 | 長押しメニューから選択 | 動画を端末にダウンロード可能(非対応の投稿もあり) |
「いいね」はお気に入り動画の目印としてだけでなく、自分の視聴傾向をTikTok側に伝える重要な役割も担っています。コメントやシェアを活用することで、他の視聴者とのコミュニケーションや情報共有もスムーズに行えます。
プロフィールアイコンとフォロー機能の使い方
視聴画面で気になった投稿者がいた場合は、すぐにフォローすることで今後の投稿を見逃さずにチェックできます。画面右下のプロフィールアイコンをタップすると、そのユーザーのプロフィールページへ移動できます。
- 投稿動画一覧
↳そのユーザーが過去に投稿したすべての動画 - フォロー・フォロワー数
↳その人の影響力や人気の目安 - 自己紹介文
↳どのようなテーマで投稿しているかの手がかり
また、プロフィールページでは「フォロー」ボタンをタップすることで、簡単にそのユーザーの新着動画をフィード上で確認できるようになります。自分の好みに合うクリエイターを見つけたら積極的にフォローしていくことで、視聴体験の幅が広がります。

音源レコードボタンの役割
TikTokの視聴画面右下にある、回転するレコードのようなアイコンは「音源」情報への入り口です。このボタンをタップすると、その動画で使用されている楽曲の詳細ページに移動します。
- 音源のタイトルとアーティスト名
↳使用中の楽曲を明確に把握できる - 同じ音源を使った他ユーザーの投稿
↳音楽を通じた表現の広がりを楽しめる - この音源を使って新しく動画を撮影する機能
↳「この楽曲で撮影」ボタンからそのまま投稿可能
TikTokでは「音源」が動画の魅力に大きな影響を与えるため、流行の楽曲や話題のサウンドをいち早くチェックしておくことは重要です。このレコードボタンは、視聴から投稿へのステップをつなぐ導線としても非常に便利な機能です。
TikTokでおすすめ動画が表示される仕組み

TikTokが次に表示する動画は、単なる視聴回数の多さだけで決まるわけではありません。
アプリは個々のユーザーの行動や視聴傾向を分析し、AIによる予測モデルを用いて「次に何を見たいか」をリアルタイムに判断しています。
TikTokのレコメンドアルゴリズムとは
TikTokのAIは、ユーザーの行動データをもとに「どの動画をおすすめするか」を決めています。分析対象は「いいね」「コメント」「視聴完了」「シェア」「フォロー」「音源タップ」など多岐にわたります。
- アルゴリズムは圧倒的な量の行動データを処理し、ユーザーごとの興味・関心を推定
- 実際の視聴では、「最後まで見た動画」や「同じ投稿者」への好感度が特に強く影響
- 「音源タップ」など能動的なアクションは、他の関連動画表示を引き起こすトリガーに
この設計によって、TikTokはユーザーが気づかないうちに「自分好み」の動画を継続的に提供できるようになっています。
ユーザー行動が動画表示に与える影響
ユーザーの行動は、TikTokでの情報配信に大きく影響します。以下の表に主要な行動とその影響をまとめました。
行動 | アルゴリズムへの影響 | 視聴体験への効果 |
---|---|---|
最後まで視聴 | その系統の動画をさらに推薦 | 好みのジャンルが深く出てくる |
途中でスキップ | その傾向の動画が減少 | 苦手動画を見なくて済む |
いいね・コメント・シェア | 関心が高いと判断され増加 | より関連性の強い動画が増える |
音源タップ・音源使用 | 音源系の動画に誘導 | 流行りの音楽を軸にした動画が出やすくなる |
フォロー | そのユーザー投稿の優先表示 | お気に入りユーザーの動画を見逃しにくくなる |
このような行動を通じて、ユーザー自身がおすすめの基盤を少しずつ形作っていると考えると分かりやすいでしょう。

おすすめをカスタマイズするテクニック
「もっとこういうジャンルが見たい」「この手の動画は不要」、そんな願いを叶えるために、カスタマイズ機能を活用して視聴体験を最適化できます。
- 気に入った動画には必ず「いいね」や「コメント」「シェア」して反応を伝える
- 苦手な動画や不快なものは、長押しから「非表示」を選択して表示を減らす
- 特定のテーマや音源が気に入ったら、音源ページで「この音源を使って撮影」から投稿・保存
- 興味あるクリエイターはフォローして、彼らの動画を優先的に表示させる
これらの操作を積み重ねることで、AIが学習し、どんどん自分だけのフィードが強化されていきます。最初は試行錯誤ですが、続けるほど快適さが増すのがTikTokの魅力です。
コメント